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医療の現場では、医療の高度化、超高齢社会に伴う看護業務の複雑化等、様々な変化が押し寄せており、看護師に求められる役割や責任も年々増加しています。

なかでも、看護師が患者と医師のコミュニケーションをサポートしたり、看護師が治療中の患者から話を聴いて意思をくみ取ったり、看護スタッフが連携して患者を継続的にケアするなど、看護師のコミュニケーションが重要な役割を担っています。

厚生労働省が実施した(UFJ総合研究所に委託)「生活と健康リスクに関する意識調査(2004)」によれば7割を超える患者が医療機関や医師等に不安を感じているとされている。

さらに、「医療従事者と十分なコミュニケーションが取れないとき」が最も不安であるという回答が60.1%でした。

入院患者の場合、コミュニケーションを最も多く取る相手は看護師になります。

その看護師に対して、


・いつも忙しそうにしていて話しかけづらい、

・しっかりと自分の話を受け容れてくれない、

・対応が冷たく感じられるなど


といったことを患者が感じたら回復過程に大きく影響を与えることになるでしょう。

また、医療スタッフ間でどのようにコミュニケーションが交わされているかということが、医療安全やヒヤリハットの防止に、さらにはチーム内の

活性化や働きやすい環境作りや人材育成といった面においても不可欠な要素であることは間違いありません。

看護コーチとしてコミュニケーションを学習する目的はまさにそこにあります。

あなたが、あなたらしさを発揮しながら周囲の人の持てる力を活かせるようなかかわりができるようになる。

そしてあなたのチームの生産性の向上や働きがいのある職場づくりに貢献することが看護コーチの役割です。

.「看護コーチ」は、日本看護コーチ協会の登録商標です。

 

コーチングとは、相手が自らの望む目標に向かって持てる力を活かし最善を尽くせるよう、対話により気づき、学習、行動を促進する協働的なプロセス(かかわり)のことを言います。

つまり、なりたい自分になるために自分の内側にある答を導き出し、自発的な行動を促し、自己実現を支援するコミュニケーションです。

優秀と言われ、成果を出し続けている組織のリーダーには、たとえコーチングを学んだことがなくても

・その人と話していると自然とモチベーションが上がる

・その人のサポートのおかげで目標が短時間で確実に達成されるようになった

・その人の存在が自己成長につながっている

・その人とまた会って話したいと思う

・その人と話しているといろんな気付きが起こる  など

と言われる人がいます。こうした人をネイティブ・コーチ(Native:生まれながら)と呼びます。

この人がどのようにかかわりどのようなコミュニケーションを取っているのかを体系化したものがコーチングであり、その具体的な手法や技術をコーチング・スキルです。

看護の現場では、対患者さん、医療スタッフチーム内、そして自分自身とのコミュニケーションの場面でコーチングのスキルを活用していくことができます。

ただし、単にスキルとしてだけでそれを習得し活用することは困難です。

コーチングは単なる技術論・方法論ではないので、まず看護コーチとしてのあり方や心構えについて理解を深めることが必要になります。


その上で、スキルを活用することでより効果的となり機能していくのです。

コーチングには、

・相手の人の可能性を信じる
・その人に必要な答えはその人の内側に存在している

という哲学が存在します。
可能性とはその人の持てる力であり、生きる力です。
潜在能力と言っても良いかもしれません。

その人にはそれをやり遂げる能力がある、そしてどうやるかという答えもその人の内側にすでに備わっている。

答ややり方を知っている人が知らない人に教えるという「ティーチング」に対して、相手の話を傾聴・質問し対話を重ねることで、相手の人の内側にある答(想い、価値観、やり方、戦略etc)を引き出すのが「コーチング」です。
     

 

 

 

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